大島本社に大島自然石でできた『島風(しまかぜ)トイレ』が完成しました。
こんにちは。社長の小田治彦です。
日頃は、青山石工房をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
今日は、弊社大島本社敷地内に建立した大島自然石でできた『島風(しまかぜ)トイレ』のご紹介をさせていただきます。
島風(しまかぜ)トイレができるまでの経緯
青山石工房本社工場は、国道317号沿いに面して立地しています。
西瀬戸自動車道、広島県尾道市から愛媛県今治市を結ぶしまなみ海道サイクリングロードでもあることから、県内外からの多くの観光客やサイクリストが行き交う道路でもあります。
新型コロナウイルス感染症も落ち着き、以前のように少しずつ増えてきた、本社ギャラリーに来店くださるお客様や、サイクリスト、従業員にも心地よく使ってもらえる、石材店だからこそできる石の魅力を身近で体感しワクワクしてもらえるような、インパクトのあるお手洗いを作りたいと思いました。
そして、その思いを兼ねてよりお世話になっている、設計の先生のアドバイスで、細やかなご指導をいただきながら大島自然石を使った、世界にひとつしかない自社オリジナルの『島風(しまかぜ)トイレ』ができ上りました。
据付工事の様子
自社でストックしているたくさんの大島石の中から、建物に使う柱、壁、屋根のパーツに合った形の石を選び、クレーンを使って一つ一つ慎重に設置していきます。
大変危険な作業で、緻密に計算しバランスをとりながら支点を合わせ組み上げます。
接地部分をグラインダーを使って微調整していきます。
上から見た様子です。人が小さく見えます。
屋根部分に使用する自然石を運び設置します。
モニュメントのような土台となる石の基礎が完成しました。
後方から見た様子です。
5つの石の総重量は、およそ120tになります。
内装の様子
トイレ内装部分は、檜を使用し入り口は風情のある引戸タイプの扉になっています。
木材を石の寸法に正確に合わせて仕上げた、大工さんの職人技です。
トイレ内の様子
内側の木材と石材部分の隙間には、ガラスを嵌め込み自然光と開放感のあるとても心地良い空間になっています。
トイレ周りの外観には、植栽等これから手を加えていく予定です。
トイレ設備は、感染予防効果もある自動洗浄付きの衛生的で快適な最新仕様です。
青山石工房の思い
今回制作した大島石のトイレ 『島風(しまかぜ)トイレ』が、しまなみ海道の新しい観光スポットの一つになってもらえると嬉しいです。
そしてたくさんの人に、しまなみの風と大島石の魅力を体感していただけると幸いです。
お近くにお越しの際には、お気軽にお立ち寄り下さい。