今治市地域墓地で、既存2区画の敷地を改修工事後、青山ブルーを使用し洋型の墓石を建立しました。
こんにちは。
社長の小田治彦です。
日頃は、青山石工房をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
今回は、以前からお世話になっているお客様より「生前にお墓の建立を考えている。」と、ご相談があり、洋型の墓石を建立させていただきましたので、その時の様子をご紹介いたします。
完成した墓石
洋型デザイン墓碑・霊標 / 大島特級石 青山ブルー
舞台組・アプローチ石貼り / 大島一等石
ベンチ/大島自然石
巻石 / インド産御影石
【敷地:約7.2m×約4.2m】
ご相談の経緯と墓所の様子
はじめてお墓のご相談をいただいたのは、2年半前の事です。
お話を伺う中で「持っている墓所に合うような洋墓の図面を作成してほしい。」との事でしたので、現地までご一緒に向かい墓所を確認しました。
お客様がお持ちだった墓地には地上げされた石積の土台がありました。
広い敷地は上段と下段に分かれた2区画あり、お客様からは「既存の土台部分を上手く使用し、2区画分を1区画にして作ってほしい。」との、ご希望がありました。
既存の積石部分は、そのまま使用できますが、境界を囲む巻石は上段と下段で違った石を使用されていて、寸法が不揃いなうえ石が割れていたり、変色がある事をご説明し、巻石を新調するご提案もさせていただきました。
据付作業~完成!!
既存の巻石はすべて撤去し、下段部分が上段の高さになるように新しく石積しました。
石積の内側には、コンクリートを流し込みます。
コンクリートバイブレーターで振動を与えて、気泡の脱泡を行いコンクリートの強度を高めていきます。
石積の上に、新調した巻石を据えていきます。
石と石の接地面には強力な接着剤を塗布し連結金具で補強します。
巻石の内側も、石積の時と同じようにコンクリートを流し込み土台を仕上げます。
土台部分が完成した様子です。
既存の石を使用しながら、巻石は新調し上段部分と下段部分が一つの土台として出来上がりました。
途中経過ですが、この状態を見られたお客様より、「巻石を新調して良かった。墓所がすごく綺麗になりましたね。」と、とてもお喜びいただきました。お墓の向きについては、巻石の施工が完了した時点で、正式に決定していただきました。
墓石とアプローチ部分の基礎を打っている様子です。それぞれの鉄筋を配筋し、コンクリートを打設しました。
墓石の本体が据わる土台部分の施工の様子です。
土台も石と石の接地面には強力な接着剤を塗布し、連結金具で補強します。
納骨室内に空気が流れ湿気を抑えられるように、通気口を左右に設置しました。
墓石本体を据付しました。
墓所が広い分、本体の大きさも通常の約1.2倍大きく設計させていただきました。
将来、草刈りの手間がかからないようにコンクリートで仕上げます。
アプローチの石貼り作業などの様子です。
墓石の大きさや重厚感が、作業している人と比べるとより分かりますね。
アプローチ以外の部分は砂利を入れました。砂利の下にはコンクリート基礎があり、排水設備もさせていただいているので、草が生える心配や水が溜まる心配もありません。
自然石を使用した2mあるものを、お選びいただきました。
将来お客様やご家族の皆様がゆっくりお参りいただけるよう設置いたしました。
お客様のご希望で、お参りしやすいよう段差の少ないアプローチにさせていただきました。
完成後、お客様から「全体のバランスがとても良い。青山さんにお願いして良かった。」と、お褒めの言葉をいただきました。
完成後の感想
今回は、既存で2区画ある土台を1区画に作り替え墓石を建立させていただきました。
作業工程は通常の現場作業とは異なる所もあり、従業員や私自身にとっても大変勉強になるお仕事でした。
途中経過や完成後に「青山さんにお願いして良かった。」この一言が何よりも嬉しく、お客様にお喜びいただける仕事を、これからも目指して従業員一同頑張っていきたいと思いました。
このような素晴らしいご縁をいただき、誠にありがとうございました。
何かお困りの際には、いつでもご相談下さい。
今後とも末永くよろしくお願いします。